2015年5月13日水曜日

さっぽろソーシャルビジネス・スクールを受講しています。

4月から、札幌学院大学大学院が札幌市から委託を受け開講している「さっぽろソーシャルビジネス・スクール(札幌学院大学・河西邦人教授)」を受講しています。

この講座は、社会的企業やソーシャルビジネスを起業しようとする方や関心がある方に、ソーシャルビジネスの基本概念や事業構想、運営、事例などを学んでもらうために開講されています。
(札幌市からの講座の案内はこちら。)

● ソーシャルビジネスとは?


このソーシャルビジネスというのは、(さまざまな定義付けがあるのですが)河西教授によると「社会課題をビジネスで解決する+他利や公益を増進する持続可能なビジネス+利益を事業へ再投資する(配当しない)」事業をいうそうです。
(また、「社会的弱者が所有、もしくは中心的に行うビジネス」というものも含まれるそうです。河西教授がこのような定義をとるのは、札幌市においてソーシャルビジネスを構想するにあたって広く実施者を募り、地域性などに適合した起業を導くためであるように思われます。)

ソーシャルビジネスとか社会的企業といわれるものを至極単純に言えば、
「社会的な課題(例:高齢者の独居問題)を採算性のあるビジネスによって解決していこう」という事業、ということができます。
(もちろん、非営利性や受益者の効用(社会厚生)を高めるために、配当をしないなどの仕組みをいかに担保するかということも重要なのですが、河西教授も強調なさるように様々な事業者がおり、彼らを広く巻き込んでネットワークを形成していくことはとても大切ですね。)

● ソーシャルビジネス・スクールでの活動(事業構想報告)


さて、現在は、ソーシャルビジネスの基本概念や事業構想の仕方などを学び、受講者が事業の構想をおぼろげながらも(実際にはかなり気恥ずかしいものもありますが)発表し、ディスカッションをし始めたところです。

昨日のゼミでも、興味深い事業構想が発表されました。

例えば、
①高校生が学校の中では学べない職業観や社会性を身に着けられるように、高校生のインターンシップを既存のものの問題(受入先企業の不足)を改善する仕組みづくり、事業化。これは現役の高校教員の方が発表されたもので、教育者ならではの視点を持ちながら他の受講者やパートナーを形成して採算事業としての基盤作りをしていこうということでした。
②障がい者の雇用促進を目的にしながら、障がい者の(職業)生活についての情報を提供するポータルサイトの運営をしていこうという事業などが発表されました。

どの事業構想の発表も、その方ならではの視点と発想を基にした社会課題とその解決法が提示されており、伺っていて、このような事業が本格スタートするためのサポート体制の構築が図れないものかと切に感じました。

今後も、社会的企業とはどのようなものかを、事例などを交えて、できるだけわかりやすく紹介するとともに、ゼミの内容や感想などについても、ブログを通じてお話ししていこうと思います。

2015年5月1日金曜日

GWお休みのお知らせ。

当事務所は、GWは5月2日から6日まで暦通り、お休みをいただきます。
何かとご不便をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

わが事務所も年明けから繁忙期を迎え、ブログの更新がやや滞り気味ですが、
今後は、5月末の申告が終わり次第、マイナンバー制度への対策、税務調査への対応強化、事業承継税制研究の強化等、所内研修やセミナーを活発に行ってまいります。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。